「苦手な数学を克服! その6」の続きです。
宿題は自分ができると思った量でないとやらない
宿題をやる前にやれるかやれないかを考えるのではなく、まず取り組んでみましょう。
理由は2つあります。1つ目の理由は、基本的に宿題というのは、その内容が身に付いていれば、そこまで時間がかからずに終わります。
言い換えれば、終わらないかもしれないと思っているうちは、その内容は定着まで至っていないことになります。
定着していない内容を、できない量だからという理由で取り組まなければ、また次から次へと宿題がたまっていき、どんどん分からなくなるという負の循環に陥ります。
一度この負の循環に入ると、数学という教科の特性上、順序立てて学習している教科ですから抜け出すことが難しいです。
厳しいと思っても必死でくらいついていくぐらいのつもりで取り組みましょう。
2つ目の理由は、自分一人ではどこまで取り組めば十分な力がついたかが判断しにくいということです。
一人一人取りたい点数や目標は異なりますが、その点数を取るためにどこまでできたら良いのか、その目標を達成するために今の段階でどこまでできていれば良いのか、これらのことは宿題を出した側はきちっと把握していますから、逆に言えば、その宿題をこなすことができなければ取りたい点数や達成したい目標から遠ざかってしまいます。
もし、今の宿題に対して、不安や不満があるのであれば、一度宿題を出した人や第三者に、自分の目標に対して適している宿題なのかを相談してみると良いでしょう。
間違えた問題はミスで片づけてしまう
間違えた問題、それが計算間違いであれば特にミスで片づけてしまいがちです。
確かにミスなのかもしれませんが、ミスという言葉を使う人に限って、同じような問題で同じようなミスを繰り返しやすいのです。
このミスは時間がたったら直るというものではなく、いつまでたってもミスが続くのです。
では、ミスをなくすためにはどうしたらよいのでしょうか。それは、ミスに対する認識を変える必要があります。
つまり、ミスというのは、「分かっていて間違えたもの」という認識ではなく、「自分が間違えやすいもの」、言い換えれば、自分の弱点という認識を持つ必要があります。
こういった認識を持つことで、自分の間違えやすいところがわかるわけですから、次に似たような問題に出会ったときに、「この前は○○で間違えたから気を付けないと!」と、意識できるようになってきます。
こういった意識を持つことができれば、必然的にミスは減っていきます。
なかなかこのような意識を持つことは難しいですが、ミスというのはある日突然なくなるものではないですから、今から意識を変え、少しずつミスをする頻度を減らしていきましょう。
そうすることで、最終的にミスをすることが大幅に減っているはずです。
今回はこれで終わりです。
次回に続きます。
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