「勉強はしているけど、集中力が長続きしません。すぐに飽きてしまいます。」
という声を生徒さんからよく耳にします。
集中力の持続時間は
個人差が非常に大きいです。
30分くらいで限界を迎える方もいれば何時間取り組んでも大丈夫という方もいます。
それでは、集中力を持続させるためにはどうしたら良いかをお話しさせていただきます。

集中力が持続する人としない人の徹底的な違いは、一つの事だけに集中できるかできないかの差です。
勉強に集中できない人は「気が散って集中できない」とよく言います。
勉強していてもつい遊びやゲームのことが頭に浮かんでしまい、手が進まない状況です。
「勉強→遊び→勉強→遊び→・・・」
どっちつかずのこの状況では気が散ってしまうのは言うまでもないでしょう。
人間の脳は二つのことを同時に考えることが出ません。
ですから、勉強だけを考えるようにする必要があります。
五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)をフルに活用してそのような環境を作っていきましょう。

「視覚」
まず、視界からゲームやマンガをシャットアウトします。
当たり前と思われる方もいるかもしれませんが、集中するためにこれは大切なことです。
目の前にあると気が散ってしまいますので、絶対見えないところに置いておきましょう。
「聴覚」
人の話し声やテレビの音声の場合、勉強の妨げになってしまうことがあります。
参考書から入る情報は日本語、聴覚から入る言葉が日本語と日本語同士なのでお互いに脳内で喧嘩してしまい、手が進まなくなってしまいます。
だからといって、耳栓をするのも得策ではありません。
何故なら、試験会場は鉛筆の音やページをめくる音などがひしめき合っているからです。
このような雑音に対しては慣れておく必要があります。
耳栓をしていると、本番に鉛筆の音などに煽られて実力を発揮できない可能性があります。
程よい雑音の中で勉強することをお勧めします。
例えば、ラジオのダイヤルが合わないときに発生する「ザーッ」という砂嵐の音を利用するのが良いでしょう。
これをマスキング効果と言います。
もちろん音量は微量にしてください。
こうすることで、参考書からは日本語、聴覚からはただの雑音が入ってくることになりますので喧嘩をすることがなくなります。
程よい雑音の中で取り組むようにしましょう。
「触覚」
手の指先の感覚を使って集中力をつけます。
指先の感覚は脳を刺激しやすいです。
だから、指先に力の入りやすい鉛筆の方がシャーペンより良いと言われています。
さすがに、鉛筆は嫌だという方もいるかもしれませんのでこれは強くお勧めできませんが、効果はございます。
また、読んでいる教科書の文章をなぞっていくだけでも効果は非常に期待できます。
例えば、国語の文章を指でなぞったり、社会の教科書の黒太字は重要なので何回かなぞってみるなどです。
この方法を用いることで、指先の動きに連動して目で読んでいくことになります。
つまり、「触覚」と「視覚」を一つのことに同時に使うため、効率が良くなります。
さらに、声に出して読むと自分の耳にその声が入るわけですから、「触覚」・「視覚」・「聴覚」の三つを一つのことに同時につぎ込めますので格段に効率が上がります。
指を動かすということは集中している姿勢と同じなので続けることで自然と身に付きます。
逆に指が動いていないときが集中していないときなので自分で気づきやすくもなります。

五感のうち「味覚」・「嗅覚」は、勉強に関しましてはほとんど関連性がありませんので、省略させていただきます。
「視覚」・「聴覚」・「触覚」の三つをいかに活用するかが、勉強の効率を良くさせるための大きなポイントになるので、ざひお試しください。