「ミス」は「あること」を徹底するだけでは極端になくなっていきます。

逆に言えば、「ミス」をする人は「あること」を徹底できていないだけなのです。

この「あること」とは「見直し」です。
「なんだ当たり前のことじゃん、見直ししてもミスが減らないから見てるんだよ」、と思われた方、ここでお伝えするのはただの見直しではありません。
よく考えてみてください。ミスを見つけられない見直しは見直しと言えるのでしょうか。
そんな意味のない見直しは卒業して、意味のある見直しができるようになりましょう。

見直しの方法

みなさんはテスト中A、Bどちらの方法で見直しをしていますか。

A. 全ての問題が解き終わってから余った時間で見直しをする。
B. 1問解き終わるごとにその問題の見直しをする。

ここではBの方法をおすすめさせていただきます。
その理由を説明するために次の例を見てみましょう。

(-9)+(3-62)÷(-11)= (-9)+(3-36)÷(-11)
=(-9)+(-33)÷(-11)
=(-9)+(+3)
=-6

さてこの問題、問題を全て解き終わったあと見直しをしたとき、自分がどんな計算をしたのか覚えているでしょうか。
仮に覚えていないとすると、見直しをするためにもう一度解き直すことになります。それではあまりに時間がかかりすぎます。
では、この問題を解き終わった直後に見直しをしたらどうでしょうか。
自分がどんな計算をしたのか覚えているので、途中式を目でなぞるだけで見直しができるのではないでしょうか。
これだけで1問あたりにかかる見直しの時間を大幅に短縮できます。
このとき、すぐに見直しをするわけですからミスをしていないか慎重に確認をするようにしてください。
また、見直しをする際、途中式がとても大切になってきます。

先ほどの例で途中式をなくしました。
(-9)+(3-62)÷(-11)=-6

これでは見直ししようとしても見直すものがありません。
もう一度解き直すのであれば最初から途中式を書いていたほうが断然効率が良いのです。

ミスに対する考え方
先ほどは見直しをいつするべきかについてお話させていただきました。
ただ、見直しをするタイミングを変えるだけでミスがなくなるとは到底考えにくい話です。
ここで考えていただきたいことがあります。
見直しをして見つけられないミスはミスと言えるのでしょうか。
そもそも、ミスをすることは問題ではありません。
仮にミスをしたとしても、その後の見直しでミスに気付ければ良いのです。
しかし、見直しをして気付けなかったらもはやそれはミスではありません。
ミスであればそこで気付けるはずです。
ですので、間違えた問題や計算は自分の弱点だと思って学習することがミスをしないようにするための第一歩になります。

具体的に
ここでは、一回目の計算からミスを減らすための方法を学びたいと思います。
今からやることは一言で言えば、あるルールを自分のクセとして徹底させるだけです。
例えばあることを徹底すると符号の間違いをすることはなくなります。
それは計算をするとき、数字を先に書くのではなく符号を先に書くようにします。
これだけで符号ミスはなくなります。

具体的に例を見てみましょう。

①2×(-3)=-

②2×(-3)=-6

①のようにまず符号だけ書いてしまいます。
次に②のように数字を書きます。
この方法のメリットは書き忘れることがないことです。
符号ミスするときに多いのは符号を書き忘れることがほとんどです。
この方法では符号を先に書くので①のような形になりますが、このまま数字を書き忘れるということはまずないでしょう。
要約すれば、数字を先に書くと符号を書き忘れることがある、なら先に符号を書けばいいということです。
つまり、自分がミスしやすいところをミスしないようにするためにはどうしたら良いかを考えて実行することが大切になってきます。
また、テスト当日のみ見直しをするといった方法ではまずミスに気付けないでしょう。
普段から1つ1つの計算に対してミスをしていないかを見ていき、まずは自分のミスしやすいところを見つけ、気にしなくても見直しができるように慣れさせていく必要があります。
つまり、普段からどれだけ見直しの訓練ができているかがとても大事になってきます。