みなさんは物理について「たくさんの問題をひたすら解いてパターン化すれば、出来る!」と思っていませんか。

ひょっとしたら多くの高校生がそう思っているのかもしれませんが、はっきり申し上げてその勉強方法ではいくら頑張っても物理は出来るようになりません。

では、どうすれば物理が出来るようになるのでしょうか。今回は物理の正しい勉強法について話していきたいと思います。

 

まず物理は、スポーツや芸術と同じように非常に魅力的なものです。しかしながら学校教育において、公式や法則を頭に叩き込んで、たくさんの問題を解かせることで何となく教えた気になっている先生が多いのが現状だと思います。それでは成績は伸びていきませんし、全く楽しくありません(それが昨今の理科離れと言われている元凶だと思っています)。

 

では、どうしたら物理を楽しめるのか。

それは、公式や法則,原理・原則を正しく理解することです。

物理は、単純な法則の組み合わせで複雑な現象をも解明する学問です。ただ闇雲に問題を解いて、パターン学習をするのではなく、本質を理解して初めて楽しめる学問なのです。

 

では、どうしたら物理の本質を理解できるのか。

それは、公式や法則,原理・原則の「なぜ?」を理解すること

    問題文で与えられている現象を確実につかむこと

この2つが大切です。

 

まず①について。物理の公式は単なる数字や文字の羅列ではなく、その全てに意味があります。例えば、運動方程式“ma = F”は、「質量mの物体に、加速度aを生じさせたのは、力Fである」という因果関係を表しています。公式を単に数式として暗記するのではなく、公式の数式を和訳しながら理解していくことです。このように公式の意味を理解することにより、なぜこの問題でこの公式をつかうのかが理解できます。

 

次に②について。多くの生徒は問題文を読んで、すぐにどの公式や法則をつかうかを探そうとしますが、まずは問題文が意味する現象を考えることが大切です。現象を把握・イメージすることにより、自然と用いるべき公式や法則が分かります。

この2つが、物理を学ぶ上で大切なことであり、唯一の勉強方法です。地味ではありますが、本質を理解することにより問題が解けるだけではなく、しっかり考える応用力も養えるようになります。