現代文において、重要な要素は主に以下の4つです。

・語彙力…漢字・語句の意味を正しく知っている

・背景知識…評論文で頻出の各専門テーマの基礎を知っている

・読解力…筆者の主張や文章構成を読み取れる

・解答力…設問の意図を把握する力・選択肢絞る力、記述力

この4つを全てきちんと勉強している受験生は少ないです。

「国語はセンスだから勉強しても上がらない。」そう思っている方は一生上がりません。

もちろん、センスでもともと自然に身に付いている場合もあるでしょう。

しかし、確実に現代文の成績を上げたいなら、4つの要素をバランスよく鍛えていく必要があります。

 

語彙力がなければ文章読解は不可能

当たり前の話ですが、言語系の科目は語彙力がなければ文章を読むことは絶対に出来ません。

一見、現代文は普段使っている日本語なので、英語や古文のように語彙を勉強する必要はないように思える。

しかし、評論や小説文では普段日常で見かけない言葉も多く登場します。

「演繹」「辛辣」などといった言葉の意味がイマイチわかっていないと、文章を理解することは困難です。

そして、残念なことに、日本語においても人によって語彙力は大きく異なります。

実際小学生~中学生レベルの語彙力しか持ち合わせていない高校生も中には存在します。

語彙力が欠陥状態では、いくら読解テクニックを頭に叩き込んで問題演習に取り組んでも意味がないことは容易に想像がつくでしょう。

漢字の学習はただ書き取りではなく「読みと意味を覚える」ことに力を注ぐことをおすすめします。

センター試験で書き取りが出ることはないからです。

まずは読みと意味を覚えて、その後に余裕があったら書き取りの練習もするというスタイルで進めていただければ大丈夫です。

語彙力が乏しい人は語彙の勉強から苦労するかもしれないが、そこをクリアできないといつまでたっても現代文は読めないままなので、何が何であろうとマスターするくらいの気持ちで臨みましょう。

読解力の意外な盲点、「背景知識」

いくら国語力があっても、専門的な分野の基礎知識・一般教養がない人は評論文で苦労することになります。

たとえば、美術やその今までの歴史を知らない人が「西洋の美術作品」についての文章を読んでも、いまいちピンとこないでしょう。

評論文ではよくテーマとなる話題が存在します。

たとえば、芸術・哲学・科学・近代などです。

その話題についての背景知識を身に付けることで、読解力を高めることができます。

自分が好きなもの、興味のあるものについての文章だとすぐに理解できるのと同じです。

評論文頻出の話題について知っておくことはかなり有利なことなのです。

その結果、制限時間の厳しい国語の試験でも時間内に読み解くことができるようになるのです。

正しい評論小説の読み方を学ぶ

現代文の得点が模試によって20点以上上下するようであれば、なんとなく文章を読んでいるだけの可能性が非常に高いです。

大学入試の文章を読むにあたって、重要なポイントが存在します。

評論文での読解ポイントの一例を挙げると以下のようなものがある。

・文章全体のテーマを把握すること

・筆者の主張を把握すること

・言い換えや対比・接続詞に注目すること

・具体例は何のための具体例なのかを把握すること

こういったことに気を付けて評論文を読んでいくことで、設問で問われていることがわかるようになってきます。

解答力を伸ばすための勉強

いくら読解力が高くて文章をスラスラ読めても、得点できなければ意味はありません。

では解答力はどのように伸ばしていくのでしょうか。

シンプルに言うのであれば、問題を解き、解説を読み、その解説を今度は自分の言葉で発していくことです。

ほとんどの受験生は、問題を解いて、答え合わせをしてその結果に一喜一憂し、解説を読んでわかった気になり終わってしまいます。

しかしその方法で成績は上がりません。

正しい現代文問題集の解き方は以下の通りです。

1問題を解いて答え合わせをし、解説を熟読

2解説を自分の言葉で説明しながら問題を解く(最初はそのまま真似ても良い)

3しっかり根拠を持って答えられるようになるまで繰り返し解き続ける

4この作業を翌日、1週間後など、合わせて最低5回は繰り返す

5友達や誰かに問題を解説できるようになるまで自分で問題をレクチャーする